【固定費見直し】「正しい節約」ってなんだ?【前編】

今回から少し趣向を変えて、数回にわたって「節約」について考えていきましょう!

未来におけるお金の問題を解決し、豊かな生活を送る上で、まず最優先で取りかかっていただきたいのが「節約」です。

 

しかし間違えた節約を実践してしまうと、逆に豊かな生活からは遠ざかってしまいます・・・。


今回から2回にわたって、「節約」をテーマに説明させていただきます。
前編では、なぜ節約を最優先に実践するべきなのか?というところから、節約の注意点について説明していきます。


「節約」をより深く理解すれば、豊かな生活に更に近づくことにつながりますので、是非最後まで読んでみてください!

「節約」を最優先にする理由

「目標」に対する「行動」の優先順位のつけ方

皆さんは「7つの習慣」という本はご存じですか?
人生を豊かにするための原則について書かれた名著ですが、この本の一節には「重要度」「緊急性」という2つの軸で優先すべきことを整理する大切さが説かれています。


最近では、そこから派生して「難易度」「効果」の2軸で行動の優先順位をつける考え方も広く知られています。

 


上図のような「難易度&効果で考える4つ領域」における優先順位は以下のように考えます。

 

  1. 難易度が低く効果性が高い = すぐに実施すること
  2. 難易度は高いが効果性は高い = 中長期的に取り組むこと
  3. 難易度は低く、効果性も低い = 時間があれば行うこと
  4. 難易度が高く、効果性も低い = やらないこと


物事を行う優先順位を決める際に、「難易度が低く効果が高いこと」を優先すればより高い効果を得ることができます。

「未来のお金の問題の解決」のための優先順位

私たちが「未来のお金の問題」を解決する!という目標を掲げた際に、行動として考えられるものは以下の4つになります。

  • 給料を増やす
  • 資産運用をする
  • 副業をする
  • 支出を減らす(節約)


これらの行動を先ほどの図に当てはめて、優先順位を考えてみましょう。


このなかで給料を増やすことは、ご自身ではなく会社(上司)が判断することなので、すぐに増やすことは難しいことです・・・。
資産運用と副業も効果は高いですが、正しい知識を得て、結果に結び付くまでに時間が必要です。
更にこの3つのことには「税金」がかかります。


対して「支出を減らす(節約)」に関しては、やり方を理解するのも容易で、自分の判断ですぐできることですので、もちろん資産運用は継続して学びながらも、まず優先順位が高いのは「節約」です。


従って優先順位の図は下記のようになり、まず「節約」に取り掛かるのが適切、となります。

【注意!】間違った節約をしない!

ここまでで「よしっ!節約だ!!」となった方、少し待ってください。


節約という言葉を聞いて、真っ先にこのような行動を思い浮かべた方は注意が必要です!

  • 食費を削る
  • 電気をこまめに消す
  • 節水する
  • スーパーのチラシを見て、より安いものを買いに行く


先ほどの優先順位の話に当てはめると、これらのことは「手間(難易度)の割に効果が低いこと」ではないでしょうか?


節約にあたって、多くの人が陥りがちなのが「手間の割に効果が低いこと」からしてしまうことですが、ここから着手してしまうと、あまり効果が実感できないだけでなく、抑える項目を間違えると、必要以上の我慢を強いられて心が荒む可能性すらあります。
「豊かな生活」とは真逆の状態になってしまいますので、ここだけは注意してくださいね!


未来におけるお金の問題を解決し、豊かな生活を送るために、節約を最優先である理由と節約の注意点についてご理解いただけましたか?
今回ご紹介した優先順位のつけ方については、お金の問題だけでなく、あらゆることに活用できますので、ぜひ覚えておいてくださいね!


後編では具体的にどういった項目の支出を抑えるべきなのか?一般的な家計のデータから「難易度が低く効果が高い」支出項目を一緒に見ていきましょう。ご期待ください!

 

 


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