確定拠出年金ってなーに?
投稿日:2020.11.27
確定拠出年金とは?
最近目にする機会も増えてきたこのワード。漢字が多いですし、「年金」とついているため興味がわかず素通りしている人も多いのではないでしょうか?
本日の記事では、この「確定拠出年金」というものに対し、できるだけかみ砕いて説明させていただきます。
これまで素通りした方も、明日から使える豆知識としてインプットしてみてください!
749万人と172万人
確定拠出年金とは、公的年金(国民年金や厚生年金)とは別に、私的に年金を積み立てる制度で2001年からスタートしました。
元々アメリカの制度(401kプラン)をお手本に作られており、中身は「企業型確定拠出年金(企業型DC)」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」にわかれています。
ちなみに・・・
DCとは確定拠出年金の英語の略で「Defined Contribution Plan」の頭文字をとったものです。
iDeCoはというと、「individual-type Defined Contribution Plan」の頭文字をとったものになり、「individual」とは「個人」という意味です。
見た感じでは、違う制度なの?と思われがちですが、基本的な制度としては一緒のものになります。
こんな言葉目にしたこともないし、聞いた事もない!という方はこの数字を見て驚くかもしれません。
令和2年8月末時点での加入者数は、
「企業型DC⇒749万人」
「iDeCo⇒172万人」
です。
働き世代しか加入できないという事を考えると、この合計人数が921万人いるという事はどれだけ多くの人がやっているかがわかります!
増えている理由は?
一つは環境です。
昨年金融庁が発表した「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書ー高齢社会における資産形成・管理ー」いわゆる2,000万問題のきっかけとなったレポートですが、
こういった問題が各メディアで大きく取り上げられ、
「自分の老後資金は大丈夫かな??」
と考えた人たちの加入が増えている事が考えられます。
そもそもこのレポートが発表される前に、公的年金だけでは自分の満足できる老後生活ができないという事はわかっていたなので、事前に危機感を持たれていた人は先に加入をしています。
二つ目は制度メリットです。
「企業型DC⇒掛金の全額が、社会保険料・所得税・住民税の算定対象外」
「iDeCo⇒掛金の全額が、所得税・住民税の控除対象」
というものにプラスして、どちらの制度も共通で「運用益が非課税」「受取時は退職所得控除が使える」という、老後資産の準備としてはこれ以上ない程のメリットが用意されています。
どれぐらいお得かというと、宿泊代が35%引きになり、宿泊時には15%分の地域共通クーポンがもらえる「Go Toトラベル」ぐらいお得です!
忘れてはいけない大事なこと
制度を活用する上で、絶対頭にいれておかなければいけない事は「60歳まで出せない(※例外有り)」という事です。
私的年金として準備するため、60歳まで出す事ができません。くれぐれもすぐに必要となるお金を預けるような事はしないでください。
ただ、このデメリットとも捉えられる事でもメリットに置き換える事ができます。
「あればあるだけ使ってしまう!」
「貯金を始めてもなかなか続かない・・・。」
こんなあなたには60歳まで出せないという事は逆にメリットとなります。
全然かみ砕いていない?
そう思ったあなたの為に、結論だけお伝えします。
確定拠出年金はアーリークロスが自身を持っておすすめできる制度です!
「企業型DC」と「iDeCo」どっちがおすすめ?と気になっているあなたには、選べるのであれば「企業型DC」になります!
※それぞれの詳細メリットや、細かな違いについては別の記事で投稿させていただきます!