【投資の大原則⑦】保障について考える【資産運用と保険】

「投資の大原則」第7回目となる今回は、これまで主に話してきた資産運用のお話とは少し角度を変えて、生命保険などの各種「保障」との向き合い方についての考え方についてお話していきます。

 

多くの人が当然のように加入している保険。

その目的について一度考えてみるきっかけになれば幸いです。

「未来の資産形成」と「保障」

これまでは「投資をすることで未来の資産形成がより簡単になる」という話をしてきましたが、今回は資産を作っている途中で死んでしまった場合や、働けなくなった場合について、どのように対策しておけばいいか?という話をしていきます。


ほとんどの方は対策として、生命保険に加入していると思いますがこの保障についての話を後回しにしたのは、大きくわけて2つの理由があります。


1つ目は私たちが60歳まで生きる可能性は、統計上非常に高いという点です。

 

1950年代のように平均寿命が60歳程度であれば、そこまで老後資金について重要ではなかったのですが、現在(2020年代)の平均寿命は約83歳、30年後(2050年代)には88歳にまでなろうとしています。

 

※出典:内閣府ホームページ

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_1_1.html

 

重要なのは、老後を迎えるまでに死んでしまうことを考えるより生きていることを考えて、準備しておくほうが効果的ということです。


ちなみに、60歳まで生きている可能性は、男女平均95%!

この確率から見ても、死ぬことばかりに備えて老後のことを何も計画していないより、老後のことをまず考えてから死ぬことや働けなくなることに備える必要があります。

 


2つ目は死ぬことに対して、保障がしっかりと準備できている人が多いということです。むしろ保障をかけ過ぎという点です。


現在、日本人の8割以上の人は、生命保険に加入しています。

 

・生命保険加入率(性別・年齢別)

※出典:生命保険文化センター

https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/provision/8.html

 

様々な種類の保険がありますが、その多くは死んだ時のための保障や、病気になった時の保障のために保険を活用しています。


先ほども説明しましたが、生きる確率が圧倒的に高い現状で、死ぬことや病気になった時のために多くのお金を使っているので、投資をして未来の資産を形成するということに比べて、あまり優先度は高くありません。


この2つの理由により

「未来のお金のつくり方」についての行動を優先しその上で本当に必要な「保障」を考える

ということで、保険などの「保障」の話は後回しにさせていただきました。


もちろん備えることは大事ですが、かけ過ぎには注意が必要です。

この「保障」の考え方というのも老後資産を形成する上で必要になってくるので説明していきます。

 

「保障」の目的を考える

先ほど、「保障をかけ過ぎ」と話しましたが、いったいどれほどの人が自分が入っている保障について説明できるでしょうか?


保険とは、そもそも保障を買うためのものです。

保障が必要でなければ、保険も必要ありません。


保障とは、そもそも自分が死んだ時の「家族のため」や自分が病気になった時の、「自分や家族のため」に備えておくものです。


もちろん、保障を全く持っていないという人は改める必要がありますが、全く保障内容を把握していないという人は、まず誰のために、いくら必要か?」ということを毎月の保険料と照らし合わせるべきです。

 

そして、何度も言うようですが、老後まで生きている確率の方が圧倒的に高いと言う事実を踏まえて、保障に支払うお金を計算すべきです。

 

未来のために「保障」を見直そう!

保障も、資産をある程度形成した段階で必要なくなってきます。
今もたくさん使っている保障に対するお金は

 

  • 健康になるため
  • 未来のため

 

に使う方がよっぽど効果的です。

 

みなさんも毎月払っている保障の内容について未来のお金と併せて、このタイミングに見直してください!


見直し方がわからない方は、アーリークロスにご相談ください。
見直しだけであれば、チャットでのご相談も可能です!

 

 

※「保険」についてさらに詳しく解説した記事はコチラ!

 

企業型DC導入
アーリークロスにお気軽にご相談ください!
Contact
全国オンライン対応可・無料相談
企業型DCの導入・資料ダウンロードは
お問い合わせから受け付けております。